前々からひとりで店に無い無い騒ぎ
大きなお友達感を存分に醸し出したリョクオオザルの件だが、
本日遂に近所のトイザらスへ突撃を敢行、見事確保。
おかげさまで先日出たばっかりで即売り切れてたセイジガエルを除き
無事全種集まったという訳である。
デザイン的な美麗さもあり、机上などにフツーに飾ってても
それなりに絵になるのが幸いである。部屋が色とりどりで結構綺麗。
せっかくなので一堂に集め写真を撮ってみた。
森の仲間達
ただいまを言う相手もいない寂しい一人暮らしに
一服の清涼剤を与えてくれそうで実に微笑ましい。
こうして
現実世界とまた一歩隔絶していくであろう、そんな自分が好き。
そんな今日という日の響鬼は以下。
局面は前回の続き、
童子&姫を倒した威吹鬼の前に登場したのは
愛するディスクアニマルを丸呑みにして消化する謎のグロ生命。
正直現在これ書きながら
デスク上のリョクオオザルと笑顔で見つめ合っている身としては
前回のラストを
思い出すだけで号泣できる自信があるのであるが、
ともあれ見たこともないような化け物の出現に威吹鬼も動揺を隠せない。
ちなみに謎の生き物であるが
前回
気持ち悪いムックと書いた僕の他にも
やれヘドラとか円盤生物とか
何とかゲルゲとか様々な説が飛び交ったが、
個人的には
konton氏の仰った
色違いのモリゾーが
驕った人間に対する自然の怨念みたいのが伝わってきそうなナイスネーミングだと思う。
さて、
そんな
森憎に対し威吹鬼は果敢に蹴り込むが
普通に変な臭いとかしそうな毒々しい色の消化液を足に引っ掛けられ苦戦。
しかし、そんな中威吹鬼は森増から地中へ延びる触手を発見、
鬼爪でそこを攻撃した刹那、森憎はもがき地中へと姿を消す。
すごく強い敵ロボットのコンセントを抜いたら動きが止まったみたいな
何やら古典的なものを思い出すが、ともあれ撃退には成功。
とは言え、右鬼爪も溶け落ちたという点では痛み分けである。
イブキさんの話した特徴から、
おやっさんはそれがオオナマズであると断定。
海辺や地中に潜み人を食べるという厄介な魔化魍が
よりによって東京に現れたという緊迫した状況にしては
彼らに緊張感はない。
イブキさんは香須実さんに体液ぶっ掛けられた
足を介抱してもらうという至福タイム、
確かこいつら
傷とか結構瞬時に治せる超体質だった筈だが。
そして森憎の正体はオオナマズの胃袋。
内臓がモロ戦闘を行ったという
創生王以来の稀有な存在である。
行徳か
八丁堀か
東雲に潜伏しているのではという
地図を見る限り全然絞れてない感じ丸出しのおやっさん情報に基づき、
イブキさん一行は捜査を開始。烈風を持ったあきらも行徳で合流する旨を
「
この時間だとタクシーより地下鉄の方が早いと思うんですけど、地下だと連絡が取りづらくなるので
マメに現在地の連絡を入れるようにします」と
多分社会人だったら完璧に合格であろう正確な口調で伝える。
特別遊撃班(
ひとり)であるヒビキさんにもその一報が。
みどりさんの運転により都内に向かおうというその矢先、
「香須実とイブキ…案外いいコンビかもしれないな」と
ヒビキさんから唐突に言葉が漏れる。
曰く吉野にいた頃の二人は凸凹コンビだったが
お互いプロとして現場を見る機会はそう無かったのでは、とのこと。
ヘタレ認定されていたイブキの仕事場での顔に香須実がコロッと惚れるかも、
なんて予想を立てるヒビキさん。
みどり「あぁ…確かにね~。いつもはおっとりに見えるイブキ君がこう…キリッと?」
日高「(グラサンをキリッと上げる)」
みどり「いや…パリッとかなぁ…」
日高「(シャツをパリッとさせる)」
みどり「いや、ビシイィィィィッ!と来たらぁ…」
日高「(背筋をビシイィィッと伸ばす)」
みどり「ガツーーー…ン、って感じかもね~♪」
日高「ふーん…。あ、ねぇねぇソレってさ、オレの場合でもそういう感じになったりするの?」
みどり「うん…現場のヒビキ君は結構カッコいいと思うけど?」
日高「あ…ほんとぉ。アハハハ」
みどり「それ以外はちょっとね…」
日高「…ちょっとって何?」
みどり「ん?…いやいや、ホラ、
出発。」
日高「…ちょっとねぇって何?
ちょっとねえって何!?何!?何!?」
はいフラグ立った。しゃかりき過ぎであるヒビキさん。
しかしこれはアレだ。ヒビキさんには実に申し訳ないが
「絶対発展しようのない幼馴染同士の関係」的な雰囲気を感じる。
まぁ少なくとも
「響鬼」内恋愛相関図が大幅に入りぐんだ事だけは間違いないと思われるので
今後も頑張っていただきたい>ヒビキさん。
そのころ、
あきらが奔走する中
のうのうとチアガールに揉みくちゃにされる明日夢君は
同じくチア姿のモッチーに後ろから声をか
ミニスカ最高
しかも友達(
もう名前忘れた)からモッチーが明日夢君のブラバン入りを
切望していたという事実まで聞かされるこの男は
いつになったら天の鉄槌が下るのであろうか。
そんなモッチーから、あきらへのノートをたちばなに直接持って行ってはどうかという提案。
先週の頭からは考えられない提案である。モッチーの笑顔から
余裕が感じられる。
イブキさん一行は下水上関連の捜査を断行。
まずは行徳、暗闇を懐中電灯ひとつで乗り込むイブキさんの目の前を謎の人影が通り過ぎる。
念を入れ変身待機までかけ追うイブキが遭遇したのは
ずっこけたガキ。
「
痛ってぇ~」じゃないよ。
ずっこけたのはこっちである。
頭ごなしに叱る香須実さんに対し、
「あーいう秘密基地っぽいところで遊びたい、って気持ちは分かるけどな」と
イブキさんは歩み寄る。「でしょ!?」と乗っかる少年に、しかしイブキさんは
「でもさ、もし偶然鍵が閉まって、閉じ込められたりしたら、ここは人も少ないしさ」と、
「なぜ」を明確に理解させた上で、「もう遊んじゃだめだよ」という最後の一言に対し
しっかり「うん!」と言わせている訳である。
少年にとってはきっと思い出のお兄さんとなるだろう。
思い出の中でオニババとか言われるであろう香須実さん、イブキさんの対応に
心なしか満更でもない表情を見せる。
そのころあきらは疾走中。
「行徳は異常なかったから八丁堀へ」という香須実さんからの
たらい回し支持にも
「南行徳からだと東西線茅場町乗換えで日比谷線になります」と
気味悪いぐらいの完璧な対応。
しかしその刹那、頭に響く謎の痛み。
遠のく意識が見た、すれ違う黒服の男。
ブラック指令と猛士とのファーストコンタクトはあきらの様である。
電話に出ないあきらを少し心配しつつも、
イブキさんの戦う方法を心配する香須実さん。
イブキ君の音撃管じゃ難しいんでしょ、といぶかる彼女に対し
「烈風があれば、戦い方はあるんです」と頼もしい切り返しを見せる。
一方、
ノートを渡すだけだったはずの明日夢君、
たちばなにて関係者と間違われ
お客さんに普通にお茶を要求される。
しかも人手が足らず朦朧としてるのか、日菜佳さんも普通に明日夢君にお茶汲みをお任せ。
どうやらバイトさんは決まったようであるか。
通行人に起こされたあきら。
いつの間にか倒れていたという認識、どうやらブラック指令のことは
記憶していないようである。目撃記憶ごとすっ飛ばす、という能力(?)は
誰の手にも届かないんじゃないか感がよく出ている。今後どう戦うのか鬼。
さて、
結局たちばなの制服まで着させられ
結構ノリノリで仕事をする明日夢君。
と、裏の座敷に
ポンと放置してあるオオナマズの資料。
機密モノの資料をスーパーのチラシのレベルで置いとくのはどうかと思われるが、
明日夢君もまんまとそれを熟読し始める。
しかも日菜佳さんは別に取り乱すでもなく
「今東京の地下にいるらしいんですよー」とか
説明しちゃってるし。
その瞬間に鳴り響く電話と注文を呼ぶお客の声。その刹那よりによって
業務情報が飛び込んでくる可能性のある電話の方を明日夢君に託しちゃう日菜佳さん
ちょっと
お茶目で萌えとか言ってられない。
下手をすると茶目っ気では済みません。
電話の先は幸いにもヒビキさん。
突然出た知らない人の声に戸惑うヒビキさん、
相手を知った途端の「え~~~、少年!?」というリアクションだが
それが普通である。
あきらのノートを持ってきたことで
「お助けしてくれてるんだ」と
愛する人からお褒めの言葉をもらい照れた明日夢君
調子に乗ってオオナマズの資料をくしゃくしゃ丸め始める。
明日夢君たちばな
共に今回はアバンギャルドな行動が目立つ。
電話を換わった日菜佳さん、ヒビキさんに
最終的に東雲の地下排水施設となった旨を伝える。
だから最初から出とけと
決戦場所は確定である。
一足先に到着したイブキさん一行。
あきらやヒビキさんを待たなくては、と心配する香須実さんに対し
「また人を襲い始めるかもしれませんし…行ってきます」と
烈風も持たず単身下水に乗り込む決意を見せる。
「鬼として、頑張ってみます」
そう言うイブキさんを「一人前の鬼」と認めた香須実さん、
彼の背中に火打石を鳴らし無事を祈る。
正直ザンキさん引退の下りで「これ以上の燃えどころはそう来ないだろ」と
高をくくってたところに今回の一連の演出は
素で燃え。
都市での魔化魍出現というイレギュラーな状況下、
決して被害を出さぬため下手をすれば特攻フラグすら立ちかねない中を
一人で向かっていく男は、惚れた女に背中を看取られるからこそ
そこに迷いはないという。
おそらく臭気でむせ返る下水を、靴の汚れも厭わず
彼女に選んでもらった服で前へ進み、魔化魍の居場所へと辿り着く。
もう何なのあのBGM。今回もまた実にグレートである。
種で泣いた事とかないのに
地下の更に底に沈む水場にオオナマズを発見したイブキさん、
包帯を巻かれた腕で変身を取る姿の悲壮感と格好良さ。
やはり飛び出してきた
森憎との最終決戦である。
足技などで触手をなぎ払いつつ、
やたら龍騎のそれに似ている構えにより疾風を巻き起こし
「斬る打撃」により徐々にダメージを与えていく威吹鬼。
しかし森憎の反撃、
抱きついて胃酸を浴びせまくるという極悪な攻撃
通称
「硫酸パビリオン」により大ダメージを負う威吹鬼。
その時、威吹鬼に抱きつく森憎の
背後から思いっきりぶつけられた火球。
美味しい所での登場はもちろん響鬼。
こんな残虐な攻撃する奴はこいつしかいない
烈風を受け取った威吹鬼は連射で攻撃、次々にヒットする弾丸に森憎は水中へ逃げ込む。
追おうとする響鬼を引き止め、「ここは僕が」と爛れた胸で水中へ飛び込む威吹鬼。
「頑張れよ…威吹鬼」と共にすら行かない響鬼、正にプロとしての誇りを見せ合う二人である。
何より、ここでも威吹鬼は信頼する仲間に背中を見取られている訳で。
「孤独感」ゆえの魅力がこれまでのライダーには多かったが、今回は逆に
「連帯感、信頼感」ゆえの魅力がライダーなのだなと実感する。
水中に潜むは巨大なオオナマズ。
烈風による音撃をかけると胃袋に打ち込んだ鬼石が共鳴、
いつになく長いラッパ音の後オオナマズは水上に飛び出し
見事その場で大爆裂。結局最終的には
森憎が足を引っ張った形である。
さて、
仕事を終えくたくたになった明日夢君と日菜佳さんの元へ
ヒビキさん一行やイブキさんなど、猛士勢が無事帰還。
お風呂の取り合いやあきらへのノート渡し、ひやかすイブキさん、
そんな喧騒の中「いつの間にかいい男になっちゃって…」と呟く香須実さん。
そしてモッチーも登場し団子で盛り上がる…と、
今回は一層爽やかさの漂うラストである。めでたしめでたし、って言葉がよく似合う。