カテゴリ:音楽レビュー( 40 )

キリンジライブ@ナミキジャンクション行ってきた

200人キャパぐらいの狭いハコでライブを堪能できるのが地方の売りだなー。
数年に1度しか来てもらえないがな!

そんな妬み僻み嫉みは脇に置いておいて、キリンジ良かったです。
超失礼ながら「あれ?こんなに熱い演奏を生でやる兄弟だったっけ?」
と思った。特に弟の泰行さんのエレキソロが激熱だった。
最後に見た4年前のライブでもあんな感じだったっけかなぁ。
もうちょっと淡々としたもんだった気がしたのだがなぁ。

レコ発ライブなんで、最新アルバム「BUOYANCY」からは全曲演奏。
ライブでこそ映える曲が多いことが分かって驚いた。印象深かったのは
「ホライゾン!ホライゾン!」「セレーネのセレナーデ」「都市鉱山」
「アンモナイトの歌」。
特に「都市鉱山」はイントロだけで会場が沸いた。おしとやかで定評のある
キリンジファンが沸くんだから相当のもんです。みんなやっぱりあの兄歌に
惹かれてしょうがないんだな。俺だけじゃなかった。

「BUOYANCY」以外の演奏曲はこんな感じ。

・星座を睫毛に引っかけて
・ブルー・バード
・嫉妬
・ムラサキ☆サンセット
・十四時過ぎのカゲロウ
・愛のCoda(アンコール)
・Drifter(アンコール)
・さよならデイジーチェイン(アンコール)

Drifterは初めて生で聴けてマジに嬉しかった。
十四時過ぎのカゲロウは、大学時代に夏ライブで演奏した記憶が蘇って
懐かしいやら切ないやら。あと中島美嘉の「火の鳥」とかやってたなー。

MCはキムタクとか黒木メイサとか高崎とかタモリとか、兄が思いついた
まま片っ端からディスってく、といういつもの面白いキリンジでした。
劇場版ヤマトへの違和感を芸能人の立場から表明したことに敬意を表したい。


よし、土日は家事とか公園遊びとか頑張る。
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by tempari_blg | 2010-11-26 23:55 | 音楽レビュー

saigenji /広島クラブクワトロ

【とき】2006/12/6(水)
【ところ】広島クラブクワトロ

キリンジから1週間、間髪入れずにクワトロですよ。
だってsaigenji来てて観に行かないなんつう話ゃない訳でね、もう凄いんだからあの人のライブ。

saigenji。僕がキリンジに次いで贔屓にしている、
サンバやボッサといったラテンのノリを全身で表現する日本じゃ珍しいポップアーティスト。
CDじゃオシャレ目のカフェミュージックといった趣だが、ライブはとにかく圧巻。
バンドスタイルの他にエレガットの本人&ドラムという二人だけで登場するときも
あるんだけど、とにかくパワフルな縦ノリに観客はひたすら総立ち&踊りまくりなんである。

一回行ったらその味を忘れられないそのライブパフォーマンス、今回ももう
仕事帰りの水曜っから踊るわ歌うわの大騒ぎ。"Echoes"でのぶっ飛んだスキャットで
完全に空気をラテンに染めて、最新アルバムからの"Sunrise"や"Music Junkie"で
沸きまくりの跳ねまくり、そして童謡「椰子の実」からハイテンションな跳ねリズムの
"It's Too Late"をガット一本で弾き踊り、最後は定番の"Namima"で観客全員で
スキャット大合唱。まぁ正直なところ観客もそう多くはなかった訳だが、音楽好きとして
あれ観ずに死ぬってのはマジに人生の5分の6ぐらい損失してますよ。もう明らかに
幕閉じてんのにアンコールの拍手は5分以上は持続してたし。

終演後にsaigenjiからCDへサインを名前入りで貰った。
フジロックが雨で大変だった話とかして至福のひと時だった。
青山で年越しライブやるらしいから行ってこようかなぁと思う今日この頃。
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by tempari_blg | 2006-12-11 22:38 | 音楽レビュー

キリンジライブツアー2006 /広島クラブクワトロ

【とき】2006/11/25(土)
【ところ】広島クラブクワトロ


去年の馬の骨ソロツアー以来、久方振りに生堀込兄弟を鑑賞。

キリンジはいい、と各本面に口幅ったく主張しているのにも拘らず、特にこの広島において
僕の周りでキリンジ信者がまるで増えないし、そんな人に巡り会ったこともない。
チケット売れてんのかなと他人の台所が気になったりしたものの、当日になって
会場に来てみれば見事な程の大入り満員。意外といるもんだ、という感慨が湧き上がる。

仕事の関係もありちょっと遅れたため、頭から通して見られなかったのが残念だが、
基本最新アルバム"DODECAGON"からの選曲を中心としつつ、「ニュータウン」や
「ダンボールの宮殿」といった通好みのなつかしナンバーや、「雨は毛布のように」の
別アレンジなんかも聞け、充実した2時間ちょい。CDではいまいちノリに欠ける印象だった
「ロマンチック街道」がライブでは非常にスリリングだったり、「Love is Online」が
やっぱり珠玉の名作だったり、多分初めて生で「YOU AND ME」聴けたり、新しい
曲についてもかなりのステキ感が漂っていた。


ちなみに、無理矢理連れてったキリンジ初体験の相方の感想第一声が
「メガネっ娘比率が高くて興味深かった」。もうちょっと何かあるだろうと!
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by tempari_blg | 2006-12-08 23:39 | 音楽レビュー

サディスティック・ミカ・バンド/Narkissos

キリンジと一緒に買ったけど実はキリンジより気に入って聴いてるロックの名盤。
木村カエラをボーカルに選んだミカバンド、17年ぶりのアルバムである。

そもそもミカバンドの初出は72年。フォーク・クルセダーズの加藤和彦が主催して云々という
薀蓄を83年生まれの僕が語るのは明らかにおかしいのだが、大学の師匠の薦めもあって
「黒船」とか気に入ってめっさ聴いてたんだからしょうがないだろ。皆70年代の日本ロック
もっと聴けばいいのに。外道とか村八分とか心底カッコいいのに。

で、このアルバム。完成度の高さは僕ごとき若造が云々すること自体おかしいんだけど、
結構思ったのが「カエラ上手いなぁ」と。歌い手さんとしては癖のないさらっとした歌唱力が
日本語ロックによく映える。しかし何とも小気味いいのが、それこそ女子高生とかが
カエラ目当てでこのアルバム買ったりする訳でしょ?音としてはもう直球ギターリフとか
フォーキーな加藤和彦サウンドとかばっかりなのに。それで「こーいうのもアリかも」とか
気付いて高校の文化祭でミカバンドやるガールズバンドが多発したりした日にゃ、
40代後半のおっさん教師とか喜ぶだろうなぁ…。

単なる懐古趣味なんかじゃない一枚。自称ロック好きはまずマスト。EUREKA!
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by tempari_blg | 2006-10-30 23:18 | 音楽レビュー

菅野よう子/「ハチミツとクローバー」オリジナルサウンドトラック

ハチミツとクローバー オリジナルサウンドトラック
菅野よう子
2005.7.12発売


7月から見たい見たいと思ってた劇場版「ハチクロ」、
ちょうど公開終了日だった先週の金曜に滑り込みセーフで見てきた。


観ててちょっと痛かった…全編爽やかで甘酸っぱいテイストに包まれ、見終わって
恋に恋したくなる仕掛けが満載。暢気な学生家業営んでた頃ですらあんま真っ当な
色恋沙汰に関わってなかった身といたしましては、青春スーツ完全装着状態の大学生が
無邪気に惚れたはれたとやってる光景は、ちょっと負荷が高いっちゅうか眩し過ぎた。

キャストでは花本家の父子が絶妙。はぐちゃん役の蒼井優がまた可愛いんだこれが。
うつむき加減ではにかんだ表情がキュートで・・・もう僕もはにかまれたいと何度思ったか。
山南さんこと堺雅人も例のスマイルで、登場するだけで和む感じが素晴らしかったね。


サントラ自体は映画公開前からとっくに買って聴いてたけど、菅野御大の巧さが
映画全体のポップさを増幅させてた気がする。ボーカル付きが6曲ぐらい入ってるし
映画観てない人にも一枚のアルバムとして薦められる出来なのは相変わらず。
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by tempari_blg | 2006-09-01 23:13 | 音楽レビュー

MUSIC DAY 2006 Acoustic Live

【とき】2006/5/4
【ところ】駒沢オリンピック公園中央広場
【満腹度】★★★★☆

GW終了。9日間も休むと俄然仕事に復帰できない。
今回も昔なじみの仲間や場所と思いっきり遊んでまいりました。
やっぱり海外なんて行ってる場合じゃなかったな。

ライブもいくつか行ったけど、中でも5/4のMUSIC DAYは盛り上がった。
東京各地で同時多発音楽イベントが勃発する中で、やっぱり選んだアコースティックは
僕の好きなミュージシャンが一杯で非常に満足。


堀下さゆり
サユリストとして1年ぶりに見たけどやっぱり可愛かった。
キーボード弾き語る姿がちっさくて可愛かった。何かもう僕も弾いてほしい。
早く新譜出ないもんか。

松千
佐世保の二人組ユニットなんだが、千草さんの歌がソウルフルですげえの。
MC含めノリがどことなく日本人離れしてた。

☆浜田亜紀子(GO!GO!7188
不定期のソロユニットやってるらしく、その面子で登場。
普段のGOGOからは随分離れたシックなアコースティック曲だったけど
その中に漂うロックの香りが芳しくっていうか顔カワイス。

saigenji
壮絶。あんだけテンション上がるライブはある意味久し振りである。
この夏は(僕ん中で)ラテンが来ると思った。スキャット最高!
ギター叩き最高!真っ昼間からビール呑みまくり最高!

安藤裕子
当日の会場は然程広くなく、ブレイク中の安藤ゆうこりんの姿を
かなり間近で見れてラッキーであった。雰囲気のある歌い手さんだなー。
そこそこの強風が吹いてた会場で、「背骨を冷やすと子宮に堪えますぞ」とか
女の子達の心配してたMCとか萌え


もう昼間っからビールあおっておにぎり食べつつ見てたのが
何とも言えない開放感。来年も行きたいな。
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by tempari_blg | 2006-05-09 20:47 | 音楽レビュー

小島麻由美 /スウィンギン・キャラバン

b0023732_2235392.jpgスウィンギン・キャラバン
小島麻由美
2005.3.15発売



全国1億2千万人のうちのほんのごく一部にとっての永遠の萌えっ娘ことコジマユが放つ
待ちに待った1年半振りのニューアルバム。

同封のパンフに「初期からのファンにはとても馴染みがいいはず」とあったが
確かに何か初期の、曲構成やバンド構成に遊び感が溢れるはっちゃけたテイストが随所に。
「サーカスに感じる不気味さ」みたいなユーモラスで危なっかしい雰囲気がたまらない、
というのは多分そういうひねくれた聴き方をしてしまうからかもしれぬ。

たまらない、といえば今回はまた萌えの濃度がやたら上がっている気がするのが特徴。
ジャケット裏やブックレットの何とも言えない含み笑みや「トルココーヒー」の笑い声、
PVの縞々の服で何となくトランペット持って歌ってるお姿辺り誰に薦めるでもないけどオススメ。
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by tempari_blg | 2006-03-15 22:00 | 音楽レビュー

倉橋ヨエコ 「ただいま」てくてくツアー

【とき】2/21
【ところ】広島@Cafe Jive
【てんき】くもり
【満腹度】★★★★☆

はじめて出会って以来、折に触れては友人知人に聴かせまくり
どんどん友情を損ないつつも一部の変なやつらのハートを鷲掴んだ
「6畳アパートにグランドピアノを持つ女」、倉橋ヨエコ御大。


こないだのインストアではキーボード弾き語りだったのだが今回はバンドスタイル。
結構小柄ガールである御大が全力で眼を見開き物凄い笑顔で歌う姿を
キュートと思えるかどうかがクラハシストとパンピーとの差だと思う。

そんなことよりとにかく「弾きながら歌う」その音のグルービーさが凄い。
情念こもったジャズ歌謡のテイストを力一杯引き出しており、
「盗られ系」とか「石鹸ガール」辺り一度聴いたら3日連続で夢に出てくる。
キレた歌詞も素晴らしく、「冥土の土産にはあんたもあんたも連れてくよ」と
ヤバさ満点で歌い上げる「人間辞めても」など、惜しげもなく名作を披露。


思わず初期のCDとかTシャツとか買いまくった挙句
何故か手持ちのi-podにサインをねだった僕の奇行を
もしかしたら覚えていてくれるかもしれないと期待。
とりあえず御大の発言「衣チェンジしてきました」は当分の間
マイ流行語に決定とする。
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by tempari_blg | 2006-02-22 23:34 | 音楽レビュー

湯川潮音 /湯川潮音

湯川潮音
湯川潮音
2005.1.25発売
ジャンル:聖歌声POP


この声と楽曲の世界観に圧倒されて以来
未だにヘビロテを続けている潮音のメジャー1st。

これまで見られた、鈴木惣一郎プロデュースによるアコースティック主体に
聖歌の和音を盛り込んだ荘厳なテイストは今回若干減。
James Ihaが絡んでる曲どころか、鈴木プロデュースの曲まで
かなりエレキのファズった音が聴こえてくるのに驚き。インディーズにたっぷりと
盛り込まれていた湯川イズムの中毒者としては、その辺の曲はイマイチ物足りない。
そんな人は杉並児童合唱団を起用した「聖堂の隅で」や
荘厳な終末ソング「キルト」でまず間違いなく脳髄をやられる。

それでいてメジャーらしく、あまりな異形感が影を潜めたよう。
万人に聴かせ、泣かせたい純粋な温かみを持った音楽になっている気がする。

元ちとせの二番煎じとか言ってたやつをITMSで見たが
この世界観は全く別個。是非。
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by tempari_blg | 2006-01-24 23:31 | 音楽レビュー

倉橋ヨエコ /ただいま

b0023732_0345353.jpgただいま
倉橋ヨエコ
2005.12.16発売
ジャンル:J-POP(昭和テイスト入り)


本日で仕事納め、直で新幹線に乗り込み先程実家に到着した。

しばらく滞ってた音楽レビュー、高樹のソロとか高樹セレクトの洋楽コンピとか
空気公団の新譜とかシュガーベイブの復刻版とかB'zのベストとか色々買ったのだが、
正直この年末最大の衝撃だったのがこの倉橋ヨエコ。

ジャケ見たらそりゃ買うでしょという異形感に惹かれてみれば、
案の定その音も強烈な異形感。昭和歌謡テイストだけでなく、
ピアノによるジャズファンクのリズムや民謡の持つどこかマイナーで
絶望的なメロディラインなど、聴く側の感覚をざわつかせる要素が盛り沢山。

特に歌詞である。僅かに引用すると、

「私など いないもいっしょ いないもいっしょ いないもいっしょ いないもいっしょ(「ここにいる」)」

「空しさがシャワーで突き刺さる 一人ぼっちが消えません こすってもこすっても(「裏返し)」

「私の気持ちは届かない方があの子と地球の為になる(「石鹸ガール」)」

「季節が私に用なくても この種達を飛ばしてみるさ(昼の月)」



とにかく全体に漂う絶望感と、抜群の歌唱表現力が絶品。必聴。
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by tempari_blg | 2005-12-29 00:59 | 音楽レビュー