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「顧客志向」の本質って

本部内のボウリング大会も恙無く終わり、
夕飯にと近所の某餃子屋さんに出かけた先程の出来事。


夕飯時には少し遅い時間ではあったものの
店内は家族連れやカップルなど大勢のお客さんでごった返し、
店員さんもフロアに調理にと慌しく駆け回っていた。

僕はまぁひとりだったものだからカウンターへ。
そこは目の前がもろ厨房という配置だったもので
店員さんが必死こいて頑張ってる様子が眼前に広がってた訳である。

その中でひとり、どうも今日のマネージャーらしき人物が
厨房での指示出しやってたんだけど、そいつがまた非常に理不尽に厳しい。
酢豚の肉の並べ方に文句を述べ、返事をしなかったとフロアの子をいびり、
とにかくイライライライラしっぱなし。
結局、黙々と料理をつまむ僕の目の前で最後までその光景は繰り広げられた。


このエピソード、「顧客志向」ってことを考えるに対し
なかなかに示唆的であると思う。

その男の行動が仮に単なる癇癪から起こしされていたものだったら論外だけど、
そうでなく「お客様のためへのクオリティ追求」ゆえの行動だったとしても問題だ。
目の前のお客は、おそらく酢豚の肉の配列の悪さよりは
マネージャーの怒鳴り声に不快感を覚える確率のほうが高い。
それも厨房が隔離空間だったならいざ知らず、
お客が目の前に座って料理食べているのである。
料理そのものよりも厨房での雰囲気の方が味に影響するってのを
彼は当然察するべきであっただろう。

「お客様のための」行動といっても、
独りよがりな姿勢だとこんな感じで真のニーズをつかみ損ねる。
ある意味で大いに勉強になった夕食であった。


ま、もしお客から離れてのオコゴトだったとしても僕は肯定したかないけど。
もーホントにねちっこい言い方でね。あんな可愛い娘にあんな言い方しちゃいけん。
by tempari_blg | 2005-06-11 22:17 | 真面目な思考


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