仮面ライダー響鬼 十九ノ巻「かき鳴らす鬼」

先刻、仕事帰りに駅前の100円ショップにて生活用品を物色していた時のこと。


久しぶりの一人暮らしなので色々と足りない雑貨も出てきており、
あれもこれもとカゴに詰めてレジに向かう。

と、
逆方向からヨタヨタと寄ってくる人相の悪いオッサン。
ヨレヨレなスカジャンに下はジャージ、グラサンの向こうの眼はギラギラと血走って…
というか強烈に酒臭い。アルコールの独特の匂いを発散しながら
オッサンは並んでた僕をドスの利いた目で睨みつけながら
割り込んでレジにドスンと雑貨をぶちまける。

基本的にこーいう場合、僕は無理に突っかかろうという気はない。
順番の一人分ぐらい高が知れている訳だし、というかはっきり言っておっかないし
またレジのおばちゃんも怯えちゃってるもんだから下手に場を荒らすまいと
平常心を装ったんだが。


「…順番、よろしいですか?」
レジのおばちゃん気を使って、わざわざ僕に聞いてくれる。
しかしそいつがよくなかった。

その言葉に気分を害したのか、
「あぁ!?」とオッサンが凄みをかける。
その矛先は「ええ、構いませんよ」と笑顔で答えた僕に向いたらしく
強烈な口臭と酒で真っ赤な眼で僕に迫ってくる。

正直足ガクガクである僕。
どう対処したらこの場を凌げるのか、と考える余裕すらなく
固まった笑顔で「ほ、ほらおじさん、お会計のお釣りがムニャムニャムニャ…」
と、いつぞやのジュエリーショップを超える勢いでしどろもどろ。
しかも僕のカゴにある商品のひとつが出刃包丁
こいつもまた癇に障ったらしい。

「おらおいテメーそれでかかってこいやそれで来いよこっち来いよてめー」
もはやろれつの回らないオッサンを前に、僕も僕で笑って誤魔化そうとしか考えられない。
「いや、その…ねぇ?」と何を言いたいのか酔っ払ってなくても理解できない発言で
適当にのらくらはぐらかす。

1分ほどそんな状態が続いた挙句、
「おらてめー後で出口来いよおれ待ってるからぜってー来いそれ持って来いよ」
と、オッサンの方から退く気になったらしく、ブツブツ何事か呟きながら
こっちを凝視しつつ出口に向かっていくのだが、
残念ながらオッサンが向かった出口は僕の利用する出口と真逆
酔ってたのか出口が二つある事実すらよく分かってなかった様子である。

結局買い物は無事に済ませ、
気を遣って出口まで送ってくれたおばちゃんに感謝しつつ
無事岐路に着いたのであった。


とまぁ、ちょっとした恐怖体験であったのだが、
何が言いたいかってもし絡まれたのが僕じゃなかったら
颯爽と助けたりできたのかどうか、と。
万引きと遭遇した明日夢君の気分が分かったと同時に
鍛えるってのは生半可なこっちゃないなと思い知った次第。
だってもー、本当にガクブルだったもん。いやはやおっかなかった。


さて、気を取り直して今週の響鬼。






先頃ザンキの兄貴の命名より目出度く「轟鬼」を襲名した戸田山。
我が世の春と言わんばかりに冒頭からバケガニを次々に仕留めていく。
見守るDAもノリノリ、感極まったリョクオオザルがギターモーションを真似るなど
最高に萌え素敵な味を醸し出してくれる。
っていうか僕のギターにも反応して弾き始めてほしい>リョクタソ

そして遂に短期間で3匹連覇のレコードを達成した轟鬼、
「6月3日、バケガニ通算3匹目、撃破!!」
リョクタソに向かいそう叫ぶが早いか唐突に烈雷でソロプレイ開始
「ハッ!ハッ!」と気合を込めながら岩場でポツンと独り
高校生ぐらいのロック小僧がイングウェイに憧れたみたいなフレーズ
一心不乱に奏で続けるこいつの方が余程デンジャラスである


さて、
一方明日夢邸。
朝っぱらからビフテキにトンカツとコレステロール全開のメニュー
明日夢君は思わず眼を丸くする。

「だってあんた今日からバイトでしょ?しっかり食べて頑張ってもらわないと」
「…これってもしかして、テキにカツっていう語呂合わせ??」
「語呂合わせっていうかぁ…ゲン担ぎ?」

バイトで何のテキにカテというのかさっぱり不明であり
カーチャン的にもノリ故の行動かと思われたが、カーチャン次の瞬間
「明日夢お坊ちゃんもこれからヒビキさんとちょくちょく会う事になって…ぐふふふ
抜群に邪な笑みを浮かべてらっしゃったので、
多分カーチャンの脳内には具体的な敵とかいると推察される。

なお、明日夢君に「いただきます」を言わせておいて自分は無言でムシャムシャ食べ始めるなど
今日もカーチャンは飛ばし気味。

母「でも向こうに迷惑かけちゃいかんからね」
明「分かってるよ、バイトなんだからさ、役に立たなきゃ」
母「あ、いい事言った!」
明「当然」
母「トーゼンだね」
明「トーゼントーゼン」
母「ズビズバー
明「それは卜全
母「♪パパパヤ」

かの伝説ソング「老人と子どものポルカ」何故明日夢君が突っ込めたのかはさておき
シーン最後の方に至りやめてけーれゲバゲバとか言ってたのは
多分あのカーチャンのアドリブなんじゃないかと予想


さて、
場面は換わり、とあるバイクコース。
モトクロス仕様のバイクをかっ飛ばし、フラッとコースに飛び出した犬をも
大ジャンプでひと跳び。フツーに格好いいこのシーン、公式によれば
案の定モノホンのモトクロスチャンピオンの人を呼んで録ったようだ。
この辺のバイクへのこだわりももかつての「クウガ」と重なる部分、というか
さっきの母と明日夢君とか明らかに玉三郎と雄介だし

さっきの僕みたいに怯えきってプルプル震える犬を避けて大ゴケしたのはやはりヒビキさん。
竜巻をメメタァにした男が「基本的に鍛えてますから」で普通に乗れてる点
イブキさんが可哀想で仕方ない訳であるが
香須実さん曰く「相変わらず止まるのは苦手」とのこと。
しばらくは公道に出られそうにないようで一安心である。


たちばなには、
オオナマズのデータをDVDから保存するイブキさん師弟に日菜佳さん、
そしておやっさんの4人。今日から来る明日夢君に対し、
それぞれ猛士候補として満更でもない思いを抱いているフシを見せる。


「オオナマズの報告書については僕が、そして例の人物については、あきらが」
そうおやっさんに伝えるイブキさん。先週の様子からしてブラック指令
あきらの記憶からは飛んでいるかと思ったのだが、しっかり記憶していたらしい。

勢「あきらが出くわした謎の人物について、(吉野の方から)十分注意するように言ってきている」
イ「……ですね」
勢「吉野の予測では…………だろうと、いう事だ」

この含み。イブキさんらも知っているような様子である。
果たして、今なお劇中で全く触れられていない人物紹介の伏線は
ここに結実するのであろうか。


当のブラック指令は、新たな魔化魍生成にと暗躍。
なにやらザリガニの鋏のような物体の解けた薬品を地に注入、
新たな何かを生み出そうとしている風である。


さて、
明日夢君はバイト初日のたちばなに到着。
立ち去り際に「ノートはこれからこっちに持ってくるよ」と伝えてくる明日夢君へ
あきらははにかみながら「ありがとう」と、いつかのツンはどこへやら

そこにナイスタイミングでヒビキさんから電話。
「ちょっと何す…わ、くすぐったいじゃないかコイツ、ちょ(略)」と
女かと思ったら犬みたいな思わせぶりの定番っぽいやりとりはそこそこに、
明日夢君に激励の言葉をかける。

それを見ていた香須実さんも、
「こーなったら、猛士のこともビシバシ手伝ってもらっちゃおっかな」とノリノリ。
「…香須実さん、そなた以前、某が少年に喋っちまったことをお叱りになられたのでは」と
大河の撮影直後で重衡が抜け切っていないヒビキさんに、
「今のは冗談です!…でも明日夢君にとってヒビキさんと会ったのは、運命的というか…」
と、これからの明日夢君鬼化計画に満更でもないようだ。


さて、
早速働く明日夢君の前に車で登場したのはトドロキ。
一見していきなりテンションを上げる乱れ日菜佳に登場一番ドン引きなトドロキだが
明日夢君にも「自分はトドロキっス!最近は鬼として独り立ちして頑張ってるっス!
改めてよろしくお願いします!」とガチガチな挨拶を披露、明日夢君ドン引きである

「自分はこれから現場に出るんスけど、その前に事務局に最近の活動報告を提出しに」と
乱れ日菜佳を華麗にスルーしたトドロキはおやっさんの元へ。
皿一杯の団子を頬張るという昔のキレンジャーみたいなスタイルを披露しつつ
「鬼として独り立ちしてから、前より食べるようになったんスよ!」と
ヒゲ部に入った頃のキャシャリンっぽい事を発言する。

ともあれ、おやっさんに活動報告入りDAを提出。
「これを見ていただいて、またご指導いただければ幸いッス!」とガチガチなトドロキに
不意に無言で近寄るおやっさん

勢「君は、日菜佳といる時もそんな感じなのかい?(眼がマジ)
ト「え…いや、その…」
勢「真面目だねえ、君も…(ニヤリ)」

当面は無害と悟ったのか、今日はこの辺で許してやるといった感じのおやっさんである。

なおも乱れ続ける日菜佳さんによるデートのお誘い攻勢に
どうにかお茶を濁したトドロキさん、出発間際にモッチーと遭遇、
二人がいとこ同士という偶然に一同驚きを隠しきれない。
「何でおにいちゃんがここに?」という疑問に嘘をつけないトドロキ、
思わず「いや、ちょっと仕事で…」と半ばうっかり喋ってしまうという暴挙に出る
首をかしげるモッチーに笑って誤魔化す明日夢君である。

投げキッス飛ばしてはしゃぐ乱れ日菜佳に見送られ、
俺式心得四ヶ条を唱えつつ出発。しかし聞いた感じ「平常心」とか「自然体」とか
トドロキ君普段全然できてない感じのばっかりである

そして、
デッキに接続して活動報告を拝見するおやっさんの眼前に繰り広げられたのは
一心不乱にロックを奏でる轟鬼という訳の分からない光景
そんな彼のソロプレイPVに全く着いてこられない様子である。


ヒビキさんの元にもトドロキ出陣の一報が。
みどりさんからトドロキのディスクが酷くボドボドになって
修理に回ってくる旨を聞いた香須実さんは不安げな表情。
それならば、ということでトドロキの陣中見舞いへと赴くことにしたヒビキさんである。

その頃トドロキは現場に到着、
ケースのDAをバラバラ地面に直で落とすという無造作紳士っぷりを発揮
早くもDAボドボドの怪を自ら証明する運びとなった。


さて、
たちばなでモッチーと緩いトークを繰り広げる働け貴様明日夢君の前に
現れたのはザンキさん。3週間ぶりの登場にザンメロ隊も大はしゃぎである
病院での一件を思い出し「君とは何か縁があるね」と渋く決めるザンキさん、
日菜佳さんに手土産を渡しつつたちばな深部へと消えてゆく。


弟子の方はと言えばまんまと敵を捕捉。
あくまでディスクを放り投げねば気が済まない彼にDAもご立腹と推察されるが、
ともあれ「ヨッシャ~!!」と無駄に気合十分である。

ザンキさんの方は湯治帰り、
多分おじいさんと碁を打ったりひなたぼっこしたりと養生してきたと思われるが、
今後は猛士のトレーナーとして活躍していくとのことである。よしレギュラー決定
当然弟子のトドロキを気にするが、おやっさんの方は「頑張ってくれては、いるんだが…」と
浮かない表情を見せる。

不審に思ったザンキさんはおやっさんと共に
例のソロプレイPVに眼を通すことにっていうかそんな突っ込むなよあんなもんに


一方、
山遊びに来ていた家族を襲う童子&姫に対し、
「ここから先は、一歩も通さぁん!!」と熱く吼え、変身。
烈雷を片手に突撃する。


さて、
たちばなではさっきのPVを前に真剣な討議が続く

勢「何なんだろうねぇ…じゃこれ君が教えた訳じゃないんだ」
ザ「…ハイ
勢「これってもしかして、彼が新しく考え出した必殺技なのかな?
ザ「魔化魍を倒した後、これはありえないと思いますが
勢「だよねぇ…


そんな大人二人の真剣な検討をよそに
轟鬼は列雷を一閃、童子&姫を撃破する。
そこに背後から現れたザリガニ種のバケガニ、
思わず背中から挟まれてしまう。

果たして轟鬼の運命は?
っていうか例のギターソロがこんな大事になっている事に気付いているのか
素ボケなザンキさんに萌えつつ次週に続く。
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by tempari_blg | 2005-06-05 19:05 | ライダー


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