仮面ライダー響鬼 十三ノ巻「乱れる運命」

「響鬼」も先週の十二話で全体の4分の1を消化。
なかなかに前衛的ななライダーのフォルムと
細川茂樹主演という話題性もあり、
比較的大きな話題性を呼んで早三ヵ月である。

現在「響鬼」でググると引っ掛かる件数は622,000 件。
響鬼関連で何がしか定期的に書かれてるブログも、
詳しくは知らんけどこちら等を参考にする限り結構な数に及んでる様子である。


しかしながら、
何だかんだと言いつつも「響鬼」は「子ども番組」である。
いや別に貶してるとかそういうんじゃなく
1号が活躍してた頃からライダーは基本子どものために戦うヒーローであり、
大人も楽しめるクオリティってのは必要と思いつつも、
それを履き違えた結果として子どもが熱狂できないような作品じゃ
駄目だろうと思う次第。

スパイディーは大人も子どもも見てて燃えられそうだけど
キリヤ氏のキャシャーンとか多分子どもが見てもポカーンとしてしまう筈。
キリヤ氏の念頭に子どもをターゲットに意識してなきゃそりゃそうなろうが
個人としてキャシャーン嫌いではないとは言え
「ヒーローが活躍する」って映画としてはそりゃどうなの?って気は多少、する。


で、
実際のところ響鬼に対しての子どもの反応はいかに?
視聴率としてはコレを見る限り「堅調と言ったところ」のようだ。
おもちゃの売り上げとしてはディスクアニマルを筆頭に結構好調な様子。
ともあれ数字とかだけではイマイチよく分からん感じである。

それよか子どもの生の反応。
いつぞや行った屋久島では、何やら絡んできた子どもに
「ナマ言ってると響鬼に変身してやっつけちゃうぞ」等とからかったところ
「おまえヒビキなの~!?」と興奮した様子で大騒ぎされ
非常に愉快であった。

また、昨日近所の公園でぼへぇっとしてたところ
遊んでたチビッ子が「シュッ!」
ヒビキさんの仕草を模してたのを発見。
こんな様子を目にし、結構メインターゲットである子どもには
ちゃんと受けてんだなぁと感慨深かった週末である。


さて、今週の響鬼。



前回遂に謎のラスボスっぽいおっさんが動き始め、
話は一気に起承転結の「承」へと突入である。

明日夢君も高校生活を本格化させたと思しいが、
今回は朝から調子がおかしい。
無論調子がおかしいといえば普段から何かどこかしらおかしいのが彼な訳であるが、
ともあれカーチャン特製の目玉焼き定食に箸が進まない。

今回も特筆すべきはカーチャンの大きさ。
僅かな様子の変調で「食欲ないけど学校でストレスとか溜まってない?」と
明日夢君のヘタレっぷりナイーブさを理解した上で
サラッと学校での調子を気遣う。

明日夢君も子どもじゃないんだからと語ちつつ
母を心配させまいと「ノープロブレム。高校生サイコー」と強がるも、
同時に救急箱を探る。やっぱりしんどいのである。
その中に見当たらない正露丸は、しかしカーチャンのポッケから出される訳で
つまりもう最初からカーチャンは明日夢君の不調を見越してたと。

ホント母親のそういうのって驚く程で、
僕も出掛けの忘れ物を悉く指摘されてった時とか
エスパーなんじゃないかと思う時があったのだが。
一人暮らし始めるとこの手の描写はグッと来るものがあるなぁと実感。


さて、
一方でたちばな勢と言えば、
度重なる魔化魍の出現で鬼のシフトもいっぱいいっぱい。
どの鬼も10日ぶっ通しで戦う→1週間休みという強行日程である。
なお斬鬼さんだけは全くシフトが入れられておらず、
まだ入院が長引いているようで完全に皆の足を引っ張っている趣である。

ここで心配なのは、イブキさん(本名和泉伊織)に師事するあきらの生活。
せっかくの高校にもさっぱり行けていない様子で
どうしたもんかと悩むおやっさん。
そこで「特別遊撃班(一人だけど)」に襲名したヒビキさん(本名日高仁志)
頭にあるのは明日夢君、彼にコミュニケーションとか取ってもらいつつ
学校生活をフォローしてもらおうという計画である。
ノートを取っておくとか、何故か授業出てないあきらよか
明日夢君のが出来が悪いんじゃないか説が頭から離れないのであるが
ともあれ明日夢君的には甘酸っぱい予感満載の美味しい展開である。

同時に、ミドリさんも着々と仕事を進める。
今回のビックリドッキリメカは「爆裂火炎鼓」。
少年心満開のミドリさんのネーミングセンスを突っ込んだ方がいいのか
見た目は変わらないが、清めの音を更に増幅させる新型のようで
今後の新必殺エフェクトなんかにも期待である。あんまり変わらんそうだけど。

前回と同様暗躍する謎指令。
今回も童子&姫に棘付きの丸薬を無理無理飲ませるハードSM
パワーアップを図ろうという狙いである。


そんな事は露知らず登校する明日夢君は
相変わらず腹の具合を気にしっぱなし。
もっちーに後ろから声をかけられ、あまつさえ即座に
「具合悪そう、大丈夫?」などと心配されるこの少年、
腹が無事でもいずれ嫉妬に駆られた同級生に刺されるぐらいはされそうである。

そんな登校途中、生徒に声をかけまくる怪しい大人を発見。
何かと思えばヒビキさん、明日夢君を探してたようであるが
「目がクリクリッとしてる少年」程度の情報で見つかるとでも思ってたのであろうか
少年に頼みがあるということだが、
「男と男の話を」なんて言ってもっちーから引き離す。
聞けばあきらのフォローをとの事で、
成る程もっちーに気遣ったのかと大人の対応である。


場面換わってたちばな内、
香須実さん何やら風邪にやられKOである。
鍛えまくった鬼たるヒビキさんとほぼ同様のスケジュールで
あちこち飛び回ってたと思しく無理もない話であるが
見事グズグズの鼻声になっており中の人GJである。
そんなこんなで今回は日菜佳さんがピンチヒッターに大抜擢。


さて、
先程フォローを頼まれていた当のあきら本人は
イブキさん共々魔化魍「ウブメ」の姫&童子を補足。
肉弾戦を繰り広げながら威吹鬼の打ち込む弾丸は、
しかし前回と同様の鎧によって完全に弾かれる。

しかし童子の様子が何やらおかしい。
激しく苦しんだ直後羽根が生えるなど謎の変貌を遂げた童子は
眼前の威吹鬼を無視して姫に殺到、肩口から姫を齧り始めるという凶行に及ぶ。
余りにヤバいバイオハザード展開に鬼勢は戦慄、
湖を跳ねるウブメをも食い尽くし飛び去る童子を
ただ見守るので精一杯である。

補食描写自体は、劇場版「アギト」の真珠婦人系自衛官姐さんとか
カニに食われるシザースとかあった訳であるが
怪人同士の共食い、というのは初か?
ともあれ、補食という生物的な描写を直接的に描いたってのは
異形感の演出として非常に素敵。しかし幾人かの子どもには
確実にトラウマだったような。


腹痛をおして授業に出ていた明日夢君であるが、
激痛に耐えかねこちらも遂にKO。
日菜佳さんより連絡を受けたヒビキさん、
救急車に乗せられる明日夢君、共に緊急出動である。


イブキさんは狂った童子は魔化魍を餌にしてると分析、
ヒビキさんと近所でヤマビコを追跡中の弾鬼の元へ合流することに。

その頃現場では一般人を童子と姫が襲撃、
そこに弾鬼が颯爽と登場である。
まさかこんな形で三人目が登場するとは思わなんだが、
弾鬼といえば本名段田大輔、中の人は響鬼のスーツアクターさんらしいが
顔はそこら辺の学生にしか見えなかったという先週名簿に登場した彼である。

構えはアマゾンっぽいワイルドな風情、
戦闘も「ゥオリャ!」という掛け声とか
パワープレイの目立つスタイルで相当格好いい。

そこに乱入するはさっきの鴉天狗化した童子変異体、
童子&姫に加えヤマビコをも粉砕、弾鬼をそのままに飛び去っていく。
なお、下手をすると弾鬼さんの出番はここまでであり
腰に下げた音撃棒の出番はないかも知れず残念な限りである。


明日夢君のカーチャンは仕事を中断し病院へ到着。
苦しむ明日夢君の元へ息せき切って駆けつける。
今回は地味にカーチャン大活躍である。

童子変異体を補足した威吹鬼、吊り橋上で戦闘を開始。
襲われつつも正確な狙いで弾丸を撃ち込み、ラッパ吹きで音撃。
背中の翼を砕くも、致命傷を与えられないどころか
胸に食らった弾丸を全て体外へ摘出。大ピンチである。

なお、そもそも強化鎧自体前回のヒビキさんは直接粉砕せず
TKOを狙うというヒーローにあるまじき頭脳プレイで勝利しており、
冷静に考えると差し当たり鎧への根本的な解決は図れていなかった訳である。
つまり猛士勢は完全に後手。オイ。


おやっさん側でも今回の童子に関する文献を発見。
乱れ童子と呼ばれる変異体は過去にも前例があるとの事。

他方、ヒビキさん側はタイヤがパンク。
日菜佳さんの慣れない運転とか流石に関係なかろうというのは
ヒビキさんも理解してるのか、緊急事態というのに
「こんなんも楽しい経験じゃないか」と破顔一笑。
走って現場に向かうと飄々と伝え、日菜佳さんを置いて走り去る。


同じく緊急事態な明日夢君、急病の名は虫垂炎。
つまり盲腸と言われるアレであり、腹膜炎併発の恐れがあるため
手術になるだろうとの事。
まぁ命に関わるものではない訳であるが
ここでもカーチャンは「いきなり学校休んじゃうのが可哀相だな」と
あくまで明日夢君を心配。もう泣きたくなるくらいにええ母である。
そんなカーチャンを知ってか知らずか、一人激痛と戦う明日夢君。


威吹鬼の方も激闘であるが、
技のキレで応戦するも完全にパワー負け。
そして組み付かれた状態で腕へ喰い付かれ悲鳴を上げる威吹鬼。
喰い付きで攻撃されるという最高にヤバい状態で来週へ幕。
相手が危険な分、絶体絶命感が出てる引きである。果たして。
[PR]
by tempari_blg | 2005-04-24 19:20 | ライダー


<< ネ申、光臨。 劇場版「仮面ライダー響鬼」設定... >>