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IT教育に巨人が乗り出すの図

イケメン後輩のさわもち様からTB。
ITmediaニュース「IT市場拡大を教育で後押し」

遂に動くか、巨人MS。
今までだって教育関連への投資はやってきたんだろうし
僕らだってインテルからお金もらって事業研究してた身だから
目新しい話って訳じゃないって言えばそうなんだけど。
IT分野の首領と書いてドンがマジに事業展開してくってのは
是が非でも注目せにゃなりますまい。

読んだ感じでは、今回のMSの取り組みに見られる特徴は3点。
1:産学協同を指向
2:内容は技術だけでなく社会的な観点からも
3:義務教育向けも視野に

1については既にあっちこっちでも言われてる話で、
大学で言えばもう企業と協力していかないと資金が得にくいような状況も生じつつある。
僕の大学でもそんな感じで、国立から独立行政法人になってから
産学協同が口酸っぱく言われては、いた。
しかし上の方は未だ動きが鈍重で、企業と大学側との連携も
イマイチ取れてないような局面もしばしば。慣れない事するのは誰だって大変である。

MSもその点はしっかりと理解、というか痛感してるみたいだが
やはり省庁の方は企業が入ってくるのを嫌がる傾向にあるってえのか。
もっと多額が動く研究ならともかく、寄付講義と教師支援ぐらい
MSにとっても省庁にとっても大して腹が痛むわけじゃないんだから
そんな段階で文句言っちゃいかんがな>省庁。


2については、
とかくIT教育ってえとプログラミングとかを連想しがちだけど
本プロジェクトでは知財とかの社会的側面からもアプローチをするとのこと。
確かにみんながSEになる訳じゃないんだから
むしろリテラシーについてとかeビジネスとか知財運用とか
そこら辺の話の方が多くの人にとってためになるって話である。
メールとかHPによる情報収集とかっていう「ライト」なITスキルを持つって事が
今後働くとかで大いに重要になってくる訳だし。


3については何というか、
結構速やかにもっと大規模な施策を打たんといかん気がするが。
未来を担う少年少女のITスキルを鍛えるために
まず教師から鍛えていかんと、ってのはなんともはや、
ちょっとやきもきしてしまうペースじゃござんせんか?


ともあれ、
大規模と言ったって内容的にはさして大きい割合の額が動くわけじゃなさそうだし
将来的なパートナーや顧客を増やしていこうという観点からなら
導入としては妥当なやり方だと思う。
どのくらい効果を生むかは今後次第。
いいなこういう悠長なプロジェクトが打てるでかい所は。

それにしても記事読む限りでは
ウチの大学でここ2年行われてきた施策と驚くほど似てるんだよな。
モデルケースとして学ばれたりされてんのかな?
by tempari_blg | 2005-04-10 17:47 | IT系


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