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野本かりあ/カアリイ

野本かりあ/カアリイ_b0023732_061860.jpgカアリイ
野本かりあ
2004.7.28発売
ジャンル:ガールポップ(小西系和製フレンチ)



昨日から今日にかけて、ゼミのみんなと卒業旅行に行ってきた。
今年は卒業せず就職活動真っ只中な人もいるため
行き先はお金も時間もかからない箱根界隈
温泉テーマパーク「ユネッサン」の豪華さに感動したり
酒あおりながら明け方近くまでコイバナに花を咲かせたり。
心底楽しかった。きっと一生の思い出だ。

で、
運転経験の長さとドライブ好きということで
道中の大半において僕がドライバーを務めたんだけど(お陰で今死ぬ程クタクタである)、
その最中音楽好きのゼミテンを大きくどよめかせたのがこの一枚。

小西康陽氏のプロデュースする洗練されたオシャレポップの中でも、
この「カアリイ」は一番最近リリースされたもののひとつ。
小西氏自身が「ぼくがいちばん作りたかったレコード」と言っている程の自信作なのだが、
事実完成度の高さはすさまじい。
まるで「サージェント・ペパー」のように
曲たちがぶつ切れにならず一枚全体がひとつの流れとして構成されており、
間に石坂浩二氏と池田昌子氏の語りをはさみつつ
CDは「カアリイ」という架空の少女の足跡と横顔を順番に追っていく。
その過程に惹きつけられるのに加え、各曲のクオリティの高さが素敵。
オシャレでコケティッシュで、それでいてどこまでもポップ。要するに聴き心地がいい。

歌唱力があるわけではない。
しかしカアリイのボーカルは強い魅力を放ち、実際居もしない彼女への憧れを掻き立てる。
ちなみにジャケットは豪華な写真集仕立てなのだが、
そこに写るカアリイがとにかく可愛い。参っちゃうくらいである。

そんなこんなで、
これに反応したそのゼミテンには
大人気無くも口を尖らせて「でしょでしょでしょ?」なんて
大絶賛の啖呵を浴びせてしまった。反省。
by tempari_blg | 2005-02-18 00:38 | 音楽レビュー


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