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仮面ライダーオーズ感想 第44話「全員集合と完全復活と君の欲」

【ひとことあらすじ】
5人揃ってといえばゴレンジャイですが、800年ぶりに5人揃ったグリードは欲望を探すとか
いってキャッキャするリア充達を潰しにやってきました。くんずほぐれつの死闘の末に
カザリにゃんが爆死してサヨナラです。






【感想】
ここでカザリ退場か…。
いや、退場はいいんだけど、ただでさえ「五感が鈍いために人間に憧れる」という、グリード
という種が持つ悲哀を描写することで観てる側の感情移入を誘ってたところに加えて、狡猾&
冷血という設定のカザリの消滅にこれだけの悲哀を演出するとは思わなんだ。
実際のところ、終盤のドラマの主軸になるであろうアンクはともかくとして、イノセンス属性
のガメルと女子中学生のメズたんなんて、子供番組の範疇では死なせようがないんじゃないか?
あとウヴァさんはもう何回爆発しても死ぬ気がしないし

一方でそういう感傷を割り切り終えてる覚悟完了な映司とアンクはどっちも格好良かったし、
完全体カザリ戦の本当にギリギリな感じも好きだったし、総じて今回は面白かったー。
あと、改めてプトティラのコア破壊効果はチート気味だなとも思った。今回の「角ランスの
収縮を使って一瞬で間合いを詰めて一撃」みたいに、とにかくコアに一撃でも入れさえすれば
グリードの野望は完全に潰えるんだもんな。


■ワァストグリィィィィドオブザグリィィィィズ!
未だに何がしたいのかよく分からない鴻上会長だけど、「オーズの器=暴走を制御できる
最適格者」が何故映司なのか、という謎へのアンサーも微妙に分かりにくかったり。

ざっくり言うと、コアメダルの力は欲望の力で、それが体に充満すると暴走するってことで
いいんだよね。イメージ的には「力を際限なく求め続ける」ような、キャパ超えても食欲が
収まらないような状態になるんじゃないかと思うんだけど。

一方映司は目先の小金を一切気にしなくていいセレブっ子だったから、まだ分別が付く前は
「パパーほんもののヘリコプターほしいよーかってよー」とか言ってたと思うんだよね。
分別が付いたら付いたで「俺ほどのセレブならばぜひノブレス・オブリージュだ」って
世界平和活動に傾倒したと思うんで、それはそれでものすごい大きさの欲だった訳ですね。

で、そこから一旦挫折して欲望は枯れちゃったから、オーズの力を際限なく求めるような
状態には極めてなりにくいし、かといって元々の欲望が大きいから、目先のみみっちい
きっかけで欲望が肥大化したりもしない。(「俺の夢はあの娘をモノにすることでヤンス!
だからタカアイでお風呂を透視したりして弱みを握ってやるでヤンス!」
みたいなことには
決してならない)
一応こういう理解で読み取ったんだけど、どうなんだろう。


■ドクター怪人体がロボコップかキンタロスにしか見えない
そう思って調べてみたら、キンタロス自体がロボコップモチーフで、更にロボコップは
ギャバンのデザインが引用されてた
のね。勉強になったわー。
by tempari_blg | 2011-08-02 21:46 | ライダー


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